ドラマができるまで
テレビ業界の進化と新たな可能性
テレビ業界は今、大きな変革期を迎えています。地上波放送やBS・CSだけでなく、さまざまな配信サービスなど、番組を届けるプラットフォームは多様化しています。視聴者の「見たい」に応えるため、日々新しいコンテンツが生み出されています。
このページでは、一つの企画が番組というコンテンツとなり、最終的に視聴者の元へ届くまでの全プロセスを、「番組を届ける側」の視点から徹底解説します。

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企画

プロデューサーが中心となって企画が誕生。流行・世相などを加味しながらテーマや原作を絞ったり、逆に主役俳優を先決めし、そのイメージから物語を発想することも。脚本家と対で考えていく。
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制作会議

第1稿の脚本をたたき台にプロデューサー、脚本家、監督・演出などで会議を開き、具体的な制作プランを検討。出演者のブッキングやロケ地の選定、スケジュール調整などがスタートする。これに前後して、より細かい設定で脚本をあげるために現地におもむく“ロケーション・ハンティング”なども行う。
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美術打ち合わせ

演出サイドのイメージをもとにロケ地とのマッチングも考慮しながら美術セットをデザイン、協力会社へ発注する。衣裳のタイアップなどもここで決定。
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顔合わせ

プロデューサー、脚本家以下、各パートのオールスタッフ、オールキャストが一堂に会し作品の狙いや意気込みを伝え、お互いに人物紹介をして、いよいよ撮影開始となる。
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本読み

リハーサル室に出演者が顔を揃えて台本を読み合わせる。この段階では椅子に座ったままで行う。監督・演出がシーンごとにセリフや演出意図などを伝えていく。
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リハーサル

同じくリハーサル室で立ち稽古。簡単に椅子や机、畳などをデザイナーが制作したセットに見立てて、芝居をつくっていく。技術・美術スタッフのチーフも参加し、本番へ向けてさまざまな連携を図る。ロケの場合は、“本読み”と“リハーサル”を兼ねて、現場で行う。
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カメラ割り・コンテ

リハーサルで決まった役者の動きを、監督・演出が、そのシーンの狙いをどのような画面で切り取っていくか、細かい撮影プランを決定。台本に書き込む。
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ドライリハーサル

スタジオにつくられた美術セットの中で、全スタッフが“カット割り台本”を手に、俳優の動きを確認する。照明はこの前に仕込んでおく。カメラはまだ使用しない。この後、各セクションが細かい直しや打ち合わせを行う。
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カメラリハーサル

本番同様のスタッフ配置でカメラをとおしてリハーサル。芝居とカメラ割りが合っているか、照明やマイクなどの技術的チェック、セリフの確認など、各パートで調整を行う。
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ランスルー

カメリハ後の微調整を終えてすべての動きを本番同様に途切れなく行う最後のテスト。役者にとっては本番へ向けて演技のテンションを高める大切な時間だ。
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本番

監督の“本番行きます”の声に合わせて収録スタート!スクリプターがセリフをチェックするなど各部門が持ち場を確認しつつ芝居が進行する。数分の長いシーンから、1秒にも満たない短いカットもおろそかにできない。
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VTRチェック

モニターを囲んで、出演者・スタッフが今撮ったばかりの映像をプレビュー。演技が思わしくなかったり、撮影・照明・録音の技術的なNGがある場合は再度撮影を行う。
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編集・MA

ロケやスタジオで撮影されたVTR素材をつなぎ、映像を組み立てる。この作業でできあがりのテンポや狙いの面白さをどう伝えるかが明確になってくる。MAで効果音やBGMをミックスすれば1本のドラマが完成だ!
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番組送出

オンエアに誤りや不体裁がないかを技術監視する番組送出スタッフ。放送局に納品されたVTRの技術的なチェックや提供テロップやCM、デジタル放送の文字情報を加えて全国へ送信!





